ミンガラーバー。
皆さま、はじめまして。
TOKYO ODEN BOYSの眼鏡寿司です。
僕は日本人コメディアンでミャンマーに1年くらい住んでます。頻繁に起こる停電にも慣れ、近所の野良犬に追っかけられても、可愛い奴らだな、なんて思えるくらいミャンマーに慣れ親しんで来ました。
そんなミャンマーを愛してやまない僕ですが、今月よりミャンマー住みます芸人としてyathar Magazineさんに連載記事を寄稿させていただくこととなりました。???
気になるその連載内容とはズバリッ、
ミャンマー国内の日本食情報です!!!
う…、美味そう…。
なのですが、実はわたくし眼鏡寿司、この執筆のお仕事をいただいた時からずっと思う事がありました。
それは…、
本当にミャンマーの方へ向けた日本食記事の需要ってあるの?!
僕がそんな疑問を持つに至った経緯はこんな光景を日本食レストランで見かけた体験からなのです。
日本食をミャンマーの方にご馳走し、満足げな日本人と、それに全く手をつけないミャンマー人の姿(気まずい)。
日本人:「ほら、新鮮な寿司だぜ!!こんなの中々食べれないだろ~?(ぐへへへへっ)」
ミャンマー人:「は、はい…(生魚は苦手…)。」
日本人:「日本人はグルメだからなぁー!全部美味しいだろ~?(フフフッ)」
ミャンマー人「は、はい…(味薄いなぁ)。」
日本人:「ここは高いんだぞー!良かったなぁー!」
ミャンマー人「は、はい…(その分お金が欲しいんですけど)。」
※写真は本人渾身の演技によるイメージです。
こんなミャンマーの方の心の声が聞こえそうな光景。
そうなんです。
ミャンマー人と日本人ではやはり食文化に違いがあって当然です。
日本食がだいぶポピュラーになってきたミャンマーとはいえ、ミャンマーの方からすると、日本料理は、
味薄め、食べ慣れない、値段が高い。
こんなイメージの場合もあったり?
しかし、多くの日本人にとって、日本料理は世界に誇る魅力的な料理なのです!
日本食には、ものすごい時間と労力、そして技術が詰め込まれています。
ラーメンはスープの煮込みに10時間以上もかける事もあります。
寿司職人の世界では、「飯炊き3年握り8年」という言葉があり、一人前にお米を炊くだけでも3年、美味しくお寿司を握るには、更にそこから8年もかかると言われていたりもします。
また、美味しい牛肉を作るために牛にビールを飲ませて育てたり、と非常に高いレベルのこだわりを見せる日本料理は世界一美味い、と日本人は誇りに思っていたりするのです。
さあ、ミャンマー人読者の皆さまはどう思いましたか?
「そんな事までしてるのかー、すごいなー。」
と思いましたか?それとも、
「そんな拘りどうでもええわ!まず味の濃いもん出せ!そして牛に飲ませてるそのビールをオレに飲ませろ!」
と思いましたか?
しかし日本の職人たちは手を抜きたくないのです。そんな拘りをミャンマーで貫いてこそ日本食なのです!
だからこそ、ミャンマーで日本食店を立ち上げ、クオリティの高い食事を提供し、お店を続けるのはとても大変なこと。嗚呼、このままではいつかミャンマーから良い日本食店が消えてなくなってしまうのか。。
ご安心ください!そのために眼鏡寿司が現れたのです!
僕はミャンマーに住んで一年、ミャンマー料理を食べまくり、舌は正に日本とミャンマーのハーフ状態です。すなわち日本人側の視点だけでなく、ミャンマー人側の視点からでも日本料理をレポートできる自信があります!
今まで日本食店に行ってみたかったけど、店の門構えでちょっとビビってしまって入ることをためらった、
そこのあなた!
行ったはいいものの、唐辛子やフィッシュソースがすぐに欲しくなった、
そこのあなた!
値段を見てから、「これが本当に一番食べたいんだよねぇー」みたいな顔をして一番安い料理を頼んでしまった、
そこのあなた!
もう心配はいりません。
眼鏡寿司の記事を毎月ご購読いただければ、絶対にあなたの「お眼鏡」に叶うお店が見つかるはずです!(眼鏡寿司だけに!(キリッ!))
そしてyathar Magazine読者の日本人の皆さま、ミャンマーの日本食店は日本人にとって当たり外れが多いよなぁ、なんて思っていませんか?
ご安心ください。前述の通り、
日本人の目線からもしっかりレポートさせていただきます!
とにかくミャンマーの方も、日本の方も必読!
来月からの連載を是非是非お楽しみにー!